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2011年2月15日火曜日

二代目グレートなビギナー



ハイライン開拓。
駐車場から、
ウッドチップの上をサクサク歩くこと1分。
落ち葉が厚く積もり、
杉の香りムンムン、
素晴らしいA面のプラットフォーム。
暖かいを通り越して暑い。
ここまで居心地がいいとは。
朽ちた橋は景色にとけ込んでいてあまり存在感がない。
木が邪魔してすっきりキレイには張れない。
5mほどはムダになる。
気持ちに余裕がある。
ユルユルに張ろう。

この日ハイラインデビューとなるLoBoの友人ムラさん。
セッティングから手伝ってもらう。
先日作った谷ライン専用アイテム、
通称「ぶん投げ君」の使い勝手を検証してもらう。
素晴らしい!
ミットが必要なデキだ!

ムラさん、
ハイラインデビュー以前に高所恐怖症。
にも関わらず果敢にトライをくりかえす。
25mmも初めてなら20m以上の距離も初めて。
手順を聞いて、理解して、実践。
高所恐怖症はそう簡単には克服できない、
と思いきや、
突然歩き始める。
さっきまではラインに立つこともママならなかったのに。
理由を聞いて、LoBoと二人、目からウロコが落ちた。
ボロボロ落ちた。
ウロコが枯れた。

デビューでいきなり7歩8歩も歩く?
距離25m以上あるハイラインで。
彼の着眼点から新しいロジック。
二代目グレートなビギナーはアタマがイイ。
ウマくなるには合理的に近道を歩くことだ。
我々と比べてはならない。
これから歩く人はだいぶ楽なはず。

もっと楽なはず。



L:30?36m - H:8m
WHITE MAGIC

2011年2月11日金曜日

頓挫捻挫開拓行


今日、
ハイラインセッティングで捻挫しまして、
とはいっても、
軽ーい捻挫です。
心配はいりません。
してませんね。

で、
そんなケチがついたままトライしていたのですが、
どうしても集中できないわけです。
ポワワーンとしているわけです。
全てがリセットされてしまったかのように、
バンビなあの頃に逆戻りさせられたように、
ビビって何もできなくなってしまったのです。
突然。

で、
ロボの靴を谷底に落としてしまうような失態を演じ、
「コレはサインだ、事故るサインなのだ」
と喚きつつ、
早々に撤収とあいなりました。
曇ってきたしー。

で、
以前から命がけイカダ行で目を付けていたスポット、
重い荷物を背負いつつ、
目指して歩きます。
結果、
ディープウォータースラックライン/ハイライン
L : 10m - H : 5m
L : 15m - H : 8m
ハイライン
L : 20 - H : 15m
L : 20~40m - H : 30m
という候補地を選定しました。
ディープウォーターに関してはほぼ問題なくトライできそうです。
今の渇水状況でも平気ですから。
ばしばしバックフリップ夏。

日曜日、
写真の場所でハイライン張ります。
素晴らしいロケーションです。
レトロロマンチックなハイラインです。
なんだそりゃ。

野面積みの橋脚。
コンクリートの耐年数。
廃墟かモニュメント。

ロボと二人、
スッゲーカッケーヤッベーと賛辞な三時でした。
駐車場、トイレ完備。
アプローチもスゲー簡単。
山歩きやら危険なゴミの崖やらありません。
ただ諸事情想定すると強制移動する可能性あります。
遅れて来てみたら撤収後だったりするかもしれません。

L : 25 30?36m - H : 7 8m

長さは立派だけど、
高さがね。
ハーネスと革手袋持ってこないと、

お仕置きですよ。

2011年1月24日月曜日

ハイラインでシットスタート



ハイラインでは、
システムが邪魔になったり、
下地が危険な場所でのスタートの場合、
少し進んだところからシットスタートします。
が、
リーシュを付けてのシットスタートは、
想像以上に怖い恐いコワいのです。
マクられて落ちたらとか真剣にビビリます。

ハイラインって、
落ちる時の為に五感の8割をつかい、
残りの2割を運動能力に割り当てている感じです。
地上でやっていることがいかに簡単か実感するときです。

冬の風景は岩がゴツゴツ殺伐としていて、
ラインを張る作業に肉体も精神もクタクタ、
落ちるたびにそこら中を傷め、
首だ背中だ肩が肘が手のひらが、
プラットフォームに戻るだけでもキツい筋トレです。
スゴく長い時間をラインの上で過ごしたはずなのに、
振り返って見て、
そこはまだ魔界出口あたりだったりします。
太陽が出ているかいないか、
そんな些細な事象で、
たったそれだけで運動能力が変わるような状況です。

ロボのビデオから、
そんなことを感じてもらえればいいなー。

L : 35m - H : 15m

2011年1月12日水曜日

ハイライン開拓

1月2日、
連日のハイライン開拓とロングラインで体力の限界。
撤収終わって日が暮れた闇、
グレートなビギナーと二人で動けず、
雪、
降り積もる中へたり込む。
なにやってんだ。


年末年始、
ハイラインとロングラインの連続。
そのお陰でハイライン開拓のメドがつき、
やっと冷静にトライできる環境が整う。
捨て張りに3日も費やす。

朝5時に起きて、
9時に現地到着。
零下。
二人で鉄ビナ担いでガレ場を下る。
ココで一度、重い荷物に死ぬかと思った。
山屋じゃないから心も体もヒヨワにできている。
落石で死にたくないので慎重に1人づつ下る。
とはいえ、たったの15mじゃないか。
やっと着いたよプラットフォーム。
2時間でも、日が出れば暖かいサニーサイド。
クライミング開拓時代からA面と呼んでいる。
日の当たらないネガティブな対岸をB面と呼ぶ。
居心地の良いプラットフォームに着いて早々。
ビギナーに冷たい指示。
B面に支点を設定しなけりゃならない。
危険なガレ場を登り返しておくれ。
双方支点を設定したらラインを投げる。
ラインを受け取り、ハーネスに結びつけ崖をフリーソロ。
ラインを川で濡らさないようにテンションとりながら、だよ。
簡単だって思うならやってみれ。

最低でも三人で作業しないと効率が悪いと気づく。
二人だけだと朝10時に作業開始しても、トライは15回くらいが限界。
それでも飲まず喰わず休まずトライしての回数。
時間を惜しんでトライトライトライ。
ハイラインとロングラインは全く違う。
一回に消耗する体力が尋常じゃない。
すぐに支点へ上がれなくなる。

日照時間、たったの2時間だもの。
あとはマイナス極寒作業作業作業。
B面スタートでは足場がない。
セルフの架け替えが危うい。
とはいえ、支点の選択肢は他に無い。
別の支点ではビギナーの頭がカチ割れそうになったし。
やっと作業が効率的になっても、これ。
お客さんは呼べません。

それでも良いポイントだと思う。

これから真剣トライ。

L:40 35m - H:15m
使用ラインは悩み中。

2010年12月20日月曜日

開拓行

ビギナーと二人でハイライン開拓。
自分の嗅覚を信じて未知のエリアへ行ってみることがどれだけ楽しいか。クライミングでの開拓を思い出しながら。そこでハイラインができる確証などもっていないのに。徒労覚悟の楽しさ。未知のエリアで、試行錯誤しながらセッティングし、真剣トライを重ねることがいかに難しいかも再確認。冬の寒さの中、意味を見いだせない行為に没頭する寂しさ。道などないガレ場を上り下りし、カメラポイントを探し、冷える汗に疲労との戦い。新品のままとっておいたマウンテンマスターのソールが経年劣化でぶっ壊れ、辛さは二倍に。岩塔でハイラインセッティングする方が快適だとつぶやきながら。なぜ岩塔でハイラインを張るのか、もうヒトツの意味を体で理解。ひどい足場、座れないレストポイント、そんな渡る技術と関係のない問題に振り回され、体力も限界。努力の末ライン張ってみたらリーシュギリギリの場所に岩が出ているとか、試行錯誤でトライアンドエラー。それでもピークハントにも似た、目標への技術の積み重ねは、ガキの遊びみたいな高揚感を伴っていてやめられない。しかし足場が悪い中ラインを張るのは本当に辛い作業。次は何も悩まずにセッティングができるはず。迷いなくトライできるはず。

ぜひ完渡したい。


L : 30 4035m - H : 15m
ラインは悩み中