2010年6月19日土曜日

スラックライン/ハイライン 勉強会


 〜プロカメラマンSoKANEKO氏によるテスト動画〜
氏はスチールカメラマンとしてもプロですが、ボルダリングビデオを業界にさきがけて制作販売するなど、なかなか目の良いスゴい人であります。
注:動画重い場合、サイズをクリックすると滑らかになります。↑480pとか

先日のハイライン勉強会の一部です。
平日の昼間です。
この日の勉強会は 、

人力システムでどこまで張力をとれるか
ハイライン専用器具を使用してどこまで張力をとれるか
トップロープシステムの構築方法と改善点
新しい発想でシステムを構築できないか
スラックラインをテンションかけつづけて切ることは可能か

この日は25mm30mのラインを限界までテンションかけて、とはいえ張力を計る機械がまだ入手できないので正確な?数字では表せませんが、人力で引けなくなる限界点まで張ってみました。特殊な器具を使わず、原始的にロープを使って引きます。通常ロープワークだけであれば問題なく引けるはずですが、現代スラックライン業界はテープです。平たいテープをどう引くのか、ここに我らHIGH on a WIRE“代表”のバカ力が発揮されます。ばかか、ではありませんよ。昨年のハイラインイベントで培った技術が活かされたうえ、新しい発想も駆使して、もう子供の遊びです。子供の遊びは企画と技術のバランスが良いと素晴らしい進化を遂げます。“代表”の頭の中はもう、企画と技術のミミズみたいなのが蠢いていて、ドロドロとハンバーガーパテを吐き出すように新しいアイディアを形にしていきます。クライミングだけでは収まらない、その独創性。とてもとても、エキスパートを自認していても到底埋められない差であります。

動画でもギンギンにミナギッてます。

通常ラチェットで30mを張ろうとすると180cm以上の高さに張るのですが、この日の初期設定は約160cmでした。張るのに慣れてきたということもありますなー。システムを構築すればギンギンに張りつめられるので沈降しにくく、中央部でも膝上位の高さを維持できます。動画では、特殊な器具を使わない、人力で張れる限界点に近いラインですが、どう呼べばいいのか考えあぐねた結果、27人力(にんりき)、27マンパワー、という単位を用いることにしました。単純に27人で引いたらこのくらい張れるんじゃネーのか?という安易な単位ではありますが、意外に使いやすいです。一応、勝手な計算式も存在します。3×9です。ホント。正確さを気にするようではハイラインはできませんよ!比較と主観でしかない単位ですからね!本気にしないように!

本当に27人で引いてみようかな。

で、この後、新しい技術と新機器を多用して、といっても結局大したことではないのですが、いや、破壊力抜群の機材の存在は大きかった、さらにキンキンに張ることができ、ノリ味の違いを検証することができました。三度ほど張り替えては乗ってみましたが、中途半端にキンキンにすると危険なことがわかってきました。中途半端に強いテンションをかけると、多分30〜35人力くらい、25mmのラインは小刻みに横揺れし、制御不能な波を作り出します。出だしだろうが、中央部だろうが、ゴール直前だろうが、ひっきりなしに細かい横揺れ、スゴいストレスです。あの横揺れ、今まで経験が無い。それよりも大きな張力で張れる場合、ほぼ限界点に近い状況だと、揺れは無く、ほぼ人間が起こした揺れのみとなります。もっとウマいハイライナーがくればこの限りでは無いとは思いますが、少なくともあの横揺れ、絶対に味わいたくない、いや〜な振動です。

びりりりりりりり

キッチリ張れないなら、ユルい方がいい。
ユルく張るなら危ないからトップロープかハイライン。
3m近い高さは最高に楽しい。

まさかメーカーの人がトライするとは思いませんでしたよ♪

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