2010年6月30日水曜日

おはきもの/その2

スラックラインは裸足志向、
ハイライン/ロングライン志向の方々も欲しがる、
Vibram社の西洋地下足袋、
Five Fingersですが、
壊れていたのを縫い直しました。

高くて買えない、
在庫が無くて買えない、
サイズが合わない、
そもそも売っているところがわからない。
高いくせにソールの品質にムラがありすぎる、
片足だけソールがズタボロじゃねーか金返せ、

まるでスポルティバのクライミングシューズのような、
そんな相談をよくされます。
まー、知ったこっちゃないのですが、
我らがHIGH on a WIRE 座長は、
手に入らない、高い、などと愚痴愚痴しながら、
“縫い付け足袋”をカスタムしております。
一概に地下足袋といって試すと危険ですよ。
ほとんどソールは厚いですしね。
裸足の延長線上でスラックラインをやりたいなら、
縫い付け足袋がいいはずです。
縫い付け足袋もFive Fingersもそうですが、
ソールのエッジがラインに咬んでしまう、
特に人差し指横のエッジが危険です。
落ちるときにラインを咬んでいるエッジを恨む、
そんな時が必ずやってきます。
風で揺れる25mmをつかまえるときにやってきます。

そのうち、かわせるようになりますが。

どうせかわせるようになるのですが、
不安な方は、
カッターでエッジを少しトバすといいかもしれません。



ちなみにFiveFingers、
クライミングで異様に進化した足指、
ただただ長い指、
ピッタリしたサイズが履けません。
CLASSICなるタイプと、
FLOWなるモデルを履き分けていますが、
サイズは2サイズも違います。
CLASSICはスラックライン/ライブ他に使用し、
ガバガバサイズです。
それでも指が収まりきらず、
曲がっています。
しかし調子いいですよ。
かんたんにスポポーンと脱げますが、
実に調子いいです。

誰もがそうだとは言えませんが、
サイズ選びは慎重にしたほうが良いでしょう。
数字は全くあてになりません。
FLOWは命がけで下る激流イカダ下り用です。
ベルトもついていて脱げないし。
甲高な足でも痛くないし。
(CLASSICは痛い)
でも砂は入ります。
入らないわけが無い。
きっちりサイズで履いていますので、
指が曲がり放題曲がっていますが。
(過去記事参照)

肉体と思考、
ズレがなければ成長も早い、
はず♪


2010年6月26日土曜日

突然です

突然ですが、告知です。
毎年恒例、B3 Bouldering Siteのコンペ告知です。
オーナー酔っぱらっておりました。
コンペではなく、
恒例の“流しそうめん”です。

B3 Champong Shit 2010
日時:7/25 10:00〜
内容:ボルダリング/ハイライン/流しそうめん
両方できるひとは両方エントリー。
片方だけでももちろんエントリー。
見学?とりあえず来ようよ。

田んぼ越えなどという生半可なことはしないつもりらしいです。
少なくとも信じられない映像が撮影できます?
人類の限界を追っているのはジャッカスなんてアマチャン ではなく、

B3です。

見たいというなら人類の限界DVDを見せますよ。
気持ち悪くなっても知りませんがね♪

2010年6月24日木曜日

工事しています

B3 Bouldering Siteでは、
正確にはオーナー宅ですが、ロングラインを張れるように電柱を設置しなおしています。コンクリをほじくりかえして、さらに強靭な電柱を設置します。敷地内にある別の電柱を傾けてしまった前科があるので、今回の工事で無敵の電柱を設置したかったようです。
しかし、
ロングラインを張るといっても、下地がモルタルコンクリ地では怖くて乗れませんよ。さらに座長が計算したところの25mm30mの負荷値を考えると、人工物なんて信用できない! と感じてしまいます。しばらく人体実験をしてもらって、平気なようなら乗っても良いかなー。
涸れ田んぼ越えをいつやるもかも早く決めてほしい。

なー。

2010年6月19日土曜日

スラックライン/ハイライン 勉強会


 〜プロカメラマンSoKANEKO氏によるテスト動画〜
氏はスチールカメラマンとしてもプロですが、ボルダリングビデオを業界にさきがけて制作販売するなど、なかなか目の良いスゴい人であります。
注:動画重い場合、サイズをクリックすると滑らかになります。↑480pとか

先日のハイライン勉強会の一部です。
平日の昼間です。
この日の勉強会は 、

人力システムでどこまで張力をとれるか
ハイライン専用器具を使用してどこまで張力をとれるか
トップロープシステムの構築方法と改善点
新しい発想でシステムを構築できないか
スラックラインをテンションかけつづけて切ることは可能か

この日は25mm30mのラインを限界までテンションかけて、とはいえ張力を計る機械がまだ入手できないので正確な?数字では表せませんが、人力で引けなくなる限界点まで張ってみました。特殊な器具を使わず、原始的にロープを使って引きます。通常ロープワークだけであれば問題なく引けるはずですが、現代スラックライン業界はテープです。平たいテープをどう引くのか、ここに我らHIGH on a WIRE“代表”のバカ力が発揮されます。ばかか、ではありませんよ。昨年のハイラインイベントで培った技術が活かされたうえ、新しい発想も駆使して、もう子供の遊びです。子供の遊びは企画と技術のバランスが良いと素晴らしい進化を遂げます。“代表”の頭の中はもう、企画と技術のミミズみたいなのが蠢いていて、ドロドロとハンバーガーパテを吐き出すように新しいアイディアを形にしていきます。クライミングだけでは収まらない、その独創性。とてもとても、エキスパートを自認していても到底埋められない差であります。

動画でもギンギンにミナギッてます。

通常ラチェットで30mを張ろうとすると180cm以上の高さに張るのですが、この日の初期設定は約160cmでした。張るのに慣れてきたということもありますなー。システムを構築すればギンギンに張りつめられるので沈降しにくく、中央部でも膝上位の高さを維持できます。動画では、特殊な器具を使わない、人力で張れる限界点に近いラインですが、どう呼べばいいのか考えあぐねた結果、27人力(にんりき)、27マンパワー、という単位を用いることにしました。単純に27人で引いたらこのくらい張れるんじゃネーのか?という安易な単位ではありますが、意外に使いやすいです。一応、勝手な計算式も存在します。3×9です。ホント。正確さを気にするようではハイラインはできませんよ!比較と主観でしかない単位ですからね!本気にしないように!

本当に27人で引いてみようかな。

で、この後、新しい技術と新機器を多用して、といっても結局大したことではないのですが、いや、破壊力抜群の機材の存在は大きかった、さらにキンキンに張ることができ、ノリ味の違いを検証することができました。三度ほど張り替えては乗ってみましたが、中途半端にキンキンにすると危険なことがわかってきました。中途半端に強いテンションをかけると、多分30〜35人力くらい、25mmのラインは小刻みに横揺れし、制御不能な波を作り出します。出だしだろうが、中央部だろうが、ゴール直前だろうが、ひっきりなしに細かい横揺れ、スゴいストレスです。あの横揺れ、今まで経験が無い。それよりも大きな張力で張れる場合、ほぼ限界点に近い状況だと、揺れは無く、ほぼ人間が起こした揺れのみとなります。もっとウマいハイライナーがくればこの限りでは無いとは思いますが、少なくともあの横揺れ、絶対に味わいたくない、いや〜な振動です。

びりりりりりりり

キッチリ張れないなら、ユルい方がいい。
ユルく張るなら危ないからトップロープかハイライン。
3m近い高さは最高に楽しい。

まさかメーカーの人がトライするとは思いませんでしたよ♪

2010年6月17日木曜日

トリック系の乗り方

日頃、トリックをしないもので、トリックのウマい方々と綱渡りしますと大変に勉強になります。
なるほどトリック系の乗り方だ、いやいやバランス系だなとか、クライミングと同じで、その運動理論は筋肉を通して視覚化されます。
ごめんなさい、勝手なこと言っています。
で、エキスパートのワッチ氏による、“30m休みなしトライ”を観察するうち、気づかされること多く、改めて自分の内面に聞いてみるのです。

どこまで吸収できそうかと。


この日は30m、休みなしミスなしで往復できるようになりました。
このぶんならどんなコンディションでも勝率は5割を越えられそうです。

2010年6月15日火曜日

レーザー測距機とシューズ



これスゴいアイテムです。
HILTIのレーザー測距機。
ビビッと距離を測ってくれます。
あの距離を測る苦労から解放されるか。
これさえあれば簡単です。


サーフィンの冬用シューズです。
滑りが気になりますが25mmでは意外な使いごごち。
ソールが柔らかくて芝生の上を歩いているようです。
こういった発想の連続を大切にしたいもの。


すべてはこの人の頭の中に。
B3 Bouldering Site

2010年6月14日月曜日

秋のハイラインイベントに向けて

秋のハイラインイベントに向けて、色々と調整中。
クライミングしつつもだけど。
なんせ何をどうやったらいいのかわからない。
安全面やら運営面やら。


特に今回の予選を想定した調整で判明したことは、
トップロープを張り直すタイミング。
ラインを張り直すタイミング。
ハーネスとトップロープの相性問題。
ビレイで選手を降ろす時の注意点。
などなど。
問題はあげだしたらキリが無い。



ちょっとナメてた。

2010年6月11日金曜日

プロの写真

↓の記事の続き、
公園でスラックライン(綱渡り)を張って、
本当に緊張した。
今までで一番高い、
地上高2m以上。
視点、
視線は、
公園の公衆便所の上を行く!
これなら、
地上高、数十mのハイラインの方が安全。
公園とはいえ、
落ちれば事故だよ。

最初はのらりくらり、
チンタラやろうと思ってたんだ。
でもね、
ガチャガチャ、
フラッシュやらセッティングし始めて、
そこはアウンの呼吸、
はー、そうですか、
落ちたら怒るんですね、
怒るんですよねー、
スラックラインはプロでもないのに、
プロの仕事を要求するんですね、
こっちは遊びのつもりなのによー、
はー、はいはい、
というアイコンタクトならぬ、
エアーコンタクト。

年はとったけど、
やっぱり、
せめぎ合い、
ジャンルは違うけど、
勝負がしたいんだなー。
もっと
ヤバいことがやりたいなー。

こんなチンケなのじゃなくてよー♪

遊びだよ、遊び、スポーツじゃねーんだよ



こんなことが最高の技術とは言えないまでも。
大事な要素ではある、

と思いたい。

スラックライン、今日の報告を兼ねます。

楽しみを共有しよう。
楽しみをわかちあおう。
楽しみとは恵みだろ。
尊敬する旅人の言葉。
今日ほど、
その言葉を噛みしめたことは、

ない。


その言葉の意味を、
肌で感じている人間、
空気で知っている人間、
そんな一歩向こうにいる人間とのセッションほど、
ぞくぞく、
あらがえない、
空を飛べそうな、
気分になったことはない。



技術があって、
カメラマンがいて、
プレイヤーたらんとする、
そんな理解者が存在する。

幸福感。

せまる、
危険と、
高揚は、
うらうちされた、
仲間の思いに比例して、
増幅し、
高め合う。
湧き上がる。
MIX UP
スラックラインの本質、
今日、

ここにある。

注/写真は素人が撮ったものです。いわずもがな。

2010年6月4日金曜日

ハイラインイベント 2009



2009年、ハイラインイベントをやりました。
ロッククライミングのエキスパート集団ではあっても、
スラックラインを見たこともやったこともないって輩が何人もいましたなー。
ウマくても1歩も出ない場合があるし、
ヘタでもズンズン進んでしまうことがあります。
今ではいい思い出です。
あれから時は過ぎて、本気で次のハイラインイベントを企画しています。
9月なんかいかがでしょう?
もちろん岩頭から岩塔へいきますよ。
今度はロングです。
もちろんハイですよー。

座長はそのイベント前に、
さらに別の岩塔でやりたいとか言っています。
その未知の岩塔の上に行く技術が不安ですが、がんばりましょう。
岩塔じゃなけりゃハイラインじゃない、と意気盛んです。
なんせロッククライマーですから。 

2009年はこの動画以外にも色々実験しまして、
単管で櫓組んでナイトハイラインモドキ、ありゃ危なかったなー、とかです。
残念ながらまともな映像ありませんが、危なかったのです。
いい大人はマネをしないように、ですよ。

人工物は一番危ないね♪

2010年6月3日木曜日

きのうみんなでスラックライン


ただ歩くだけです。
25mm、27〜8メートルでしょうか。
スタート高、190cmくらい。
沈降時、50cmくらい。
ラインの最大振幅は60cm以上あるでしょうか。
勝率5割になりました。
公園とはいえ、マクられたら、メクられたら、事故です。
できない時は潔く諦めなければなりません。
みみっちく粘れば地獄へ真っ逆さまです。
足は150cm以上持ち上げられ、
かわりに頭は200cm以上も瞬間移動します。

でも諦めたら向こう側へは行けません。

そのアヤフヤなエリアに居続けたいと思ってトライしています。
クライミングと同じで、ギリギリの環境は人を急激に成長させますから。
日々のトレーニングというのが性格に合わないので、リアルに本番を繰り返すのです。
事故やケガの危険性こそ、遊びには一番大事な要素だと思いたいわけです。
覚悟を練るわけです。

もっと、飛躍的に長いラインが必要です♪