2010年11月25日木曜日

最近のセッティング

最近のロングラインのセッティングについて。

L : 30〜40m/H : 1.2〜1.5m
L : 50〜60m/H : 1.8〜2m
L : 100m/H : 2m〜

上記数値は、
体重60kgが乗って、
中央部の沈み込みが(おおよそ)ヒザの高さくらいになる。
参加メンバーの体重差が10kgくらいある場合、
ヒザの高さも充分ではない。
使用するラインの伸縮率によっては、
この通りではないし、
伸縮率によっては、
トライするうちに伸びてきて張り直すことも。
もちろんもっと強力に張れるならば、
支点の高さも低くはできるが。
ほどほどが、
一番ノリ味イイ気がする。

数値ではなく感覚が大事。

そして、
世界はもっともっと伸びないラインを求めている。
日本はどんどん置いていかれる。
ああ。

※ブログ開始時と大きく数値が変わっています。

2010年11月24日水曜日

62mロングラインの日

また、60mをトライしてきました。
やっと、ど真ん中から立ち上がってスタートすることができるようになり、ど真ん中で座ることができるようになりました。それがどーしたですが、先日、FRライダーのJeremieとMaxとセッションしたおり、Maxのアドバイスを聞きその練習風景を見ることで、ユルいロングラインの途中から立ち上がるキモを見切った気になれました。ハイラインで落ちた後からのリスタートができないとダメだなーと考えてはいましたが、いかんせんトリックをしたこともなく、歩く以外のことには必要以上にビビっていたので、練習する気になれずにいました。恐れず練習するには、何かキッカケが必要だったのです。地上とはいえ、やっと真ん中から座ってスタートできました。早くハイラインで試したーい。

これは目標か夢か。

来年ね♪

2010年11月21日日曜日

道具の破断について

昨日は60m。

今日は100 90m。

ロングラインやってきました。
Youtube等で紹介されているような道具がほとんどないのに、です。ダブルプーリー(二連滑車)、プーリー、スタティックロープ(あまり伸びないロープ)。そんなロングラインのキモである道具の数々が、ことごとく無い状況で、です。代表がワケあって道具の数々を忘れたというか、代表のポリシーは「無けりゃ無いでどうにかする、ダメならやらね」、ですから、分かっていながら持ってこなかったとも言えますな。二日連続でやっているのに、二日目も同じセットのままって、ワザとか?って言いたくなりますが、もちろん言いません。で、まー、張るわけです。奴隷のように。スタティックロープはダイナミックロープ(フリークライミングで使うロープ)で代用。張ったことのある人なら分かる話ですが、伸びるからロスが出て非常に張りにくい上、時間も余計かかります。ダブルプーリーやプーリーは、プーリーモドキな製品で代用します。って環付きカラビナです。もう知っている人には拷問のようなシステムです。ロスと抵抗で、もう大変なわけです。とはいえ、60mは三男子で張ることができました。大変でしたが。それはそれでやたら楽しいのです。で、100 90m、二男子。距離がかなり伸びて男子減る。ほとんど不可能です。結果から言えば、支点2m、中央部でギリギリ接地してしまうくらいには張れました。ザ・二時間で。トライは三十分。ユレルユレル。道具が充分なら三十分で張れるでしょう。

ハイラインに取り組み始めてみて、代表がよく口にすることがあります。

「システムを破断させてみたい」
「ロープを切ってみたい」
「ラインを切ってみたい」
切るって、これはハサミで切るわけではなく、力を、テンションをかけ続けて引きちぎってみたいということです。狂ってます。変態です。なんでかといえば、メーカーでもそうそうやらないことをやっておけば、何がおこるか分からないということを少し回避しやすくなります。人に言われたからとか、保証されているからとか、全くあてになりません。代表は素直じゃありません。リスクをできる限り回避しつつ、回避できないならバックアップをとることが生き残る術、そんな世界があります。とはいえ、我々がやっていること自体、明日には自身で全否定するかもしれませんが。
上記三つのうち二つを実現してしまいました。2010夏に100mを張った時、システムが崩壊。想像をこえるテンションをかけてしまったが故にです。人が乗ってもタワマナイ100mって。Youtubeで気軽に紹介されているシステムとほとんど変わらないのに、です。ロングライン/ハイラインは、長さに関わらず、張りすぎると大変危険です。声をかけあって冷静に張りましょう。そのテンションに誰かがビビリだしたら潮時です。「揺れるくらいがちょうどいい♪」と割り切って。何も計れません、感覚が全てです。

ロープは今日切りました。

うーん、嘘。正確にはロープの外皮がトンだだけですが、バックアップをとっていなければ、ちょっとヤバい状況でした。バキーンと音がして、見ると、ロープの色が青から白へ!バックアップが作動している、ガーン!芯がズルリと見えている。芯もささくれてるし。芯さえ平気ならとは、クライミングなら状況次第ですが、ロングラインで外皮がトブと、場合によっては、金属の固まりが色々ブットンできます。100 90mを張るうちの、まだまだの段階で、です。キンキンの状況でおこったわけではなく、ユルユルの状態(とはいえ全体で1t以上の負荷)で、です。今回の原因は、「クタクタ使い倒しのロープ」、「必要な道具が足らない最少のシステム」の二つ。でも外皮がトぶのは充分準備した新品でもおこりえます。だって、そんな使い方するなんて、誰も想定していない製品です。運が悪いと、準備が足りないと、一体どうなるんだ。予兆は必ずあります。ピシ!と音がしたとか、なんか道具が歪んで見えるとか、そもそも安全環閉め忘れとか、色々です。バックアップと五感。信用すべき場所とそうでない場所の見極め。そうそう、ロングラインでシステムそのままにトライしている映像が多いですが、正直怖いです。100 90m以上を張るだけで、二度も崩壊しているのに(自分たちのせいだけど)。まー、バックアップがないシステムを信用しなけりゃチャンスを失う場合もありますが、自分たちで張るなら、必ずバックアップシステムを構築します。


HIGH on a WIREでは、
約30m〜50mのラインには、
スチール製の環付カラビナを必要数。
環付アルミはできるかぎり減。
約50m〜のラインには、
もしくは、
短くともハイラインならば、
50KN以上のスチールカラビナをメインに、
トライ。
いつでも状況にあったバックアップを忘れずに。

次回:スタティックロープについて。

※明日には全否定するかもしれません。

2010年11月16日火曜日

2011年の予定というか夢想

代表の独り言です。
分かりやすいように要約してみました。
決定したものはヒトツもありませんが、決行する為に準備をしています。


・あの未完成ハイラインを完成させる。
(誰かが)
・視察してきた岩塔でロケーション高度感抜群のハイライン。
(一泊二日で勇者が)


・高度感抜群ディープウォーター海上ハイライン
(二泊三日〜)


・クライミングやりつつ聖地でのハイラインを制す。
(一週間〜)

イベントではないので、参加したい人は全て自己責任です。
一部クライミング技術がないとトライできないものもあります。
可能かどうか 検証していないものもあるので、夢で終わるものもあるのかなー。



今冬に関しては候補地を選定中。
個人的には宿題となっているL:35-H:30を冬の間に完成したい。

2010年11月15日月曜日

L : 12m - H : 20m / Attack a QP



2009年にクライミング師匠を追悼するためにハイラインを張ったのが、ここの岩塔です。その時、往復が完成しないままだったので、一年ぶりに行って往復してこようと思ったわけです。クライミングをしている仲間と、ハイラインをしている仲間、両方トライする仲間、同じエリアで遊んでいることがとても素晴しいことだと感じます。というかまー岩塔に登らないとセッティングができないわけですが。

今日がハイラインデビューのクライミング仲間、スラックライン初心者君を連れて行きました。なんだかウマいです。数えるくらいしかスラックラインに乗ったことがないとは、到底思えないです。動画ではわかりませんが、まず岩塔にある特殊な課題を登ってTシャツが穴だらけにり、ハイライントライで右肘を壊し、右足を傷め、帰り45分のケモノ道で心までズタズタにされてしまう彼なのです。外国人がグレートビギナーと呼んでくれそうです。ちゃんとスラックラインを練習したらどう進化するのか、しないのか、楽しみです。

彼がどんだけスゴいかを大声で説明したいくらいだ!

ちなみにココ、出だしの魔界付近は落ちた先に岩がゴツゴツ出ているのでとても危ない場所です。見た目以上に、高度なんかより、恐怖でラインが揺れます。あせらず、欲張らず、どわわわわ、です。


しかし世界のハイラインはレベルが高すぎて困りますなー。
なんかアホらしくなってくるー。
でもTancredeに教わったことを少しづつ実現していこうとも思う。

L : 12m - H : 20m
WHITE MAGIC

2010年11月8日月曜日

らくらく笑顔整体院

整体するなららくらく笑顔整体院
営業時間:AM10:00〜PM9:00
定休日:木曜日
千葉県 南流山駅〜徒歩6分

スラックライン/ロッククライミングを理解する整体師が新規開業しました。スポーツ特有の疲労や肉体的な違和感というのは、実際に体験し追求してきた専門家ほど、理解しやすいものです。院名にある、「笑顔」とは、

行けばわかります。

2010年11月2日火曜日

FR体験会/ハイライン動画

先日のSLACK.FR体験会、hamanysanの動画です。



Tancrede、スゴすぎです。



Maxもスゴい。

L:90m / Just MAX Out


先日の90mロングラインです。
Maxのロングライン解説も聞けます。
知ってる内容の場合は聞き流してください。
粗い編集なので、長いです。
ケチつけないように。

Jeremieは40mラインを張ってトリックしたがっていました。
とても楽しいそうですよ。
道具さえあればできたのですが。
せっかくの機会がもったいなかったです。

2010年11月1日月曜日

L:12m - H:6~20m / For a Rainy Day



代表がクライミングしに行こうかと言うもんで、三人、山へ行ってきました。天気予報では夕方からの雨ということでしたので、霧くらいなら無視して頑張っちゃうぞと期待しておりましたが、山道は川となりクライミングどころではありませんでした。ならハイラインの練習するかとなりまして、落ち方練習を徹底的にやってみることにしました。こんな機会でもとらえないと、ハイラインで練習などという気分にはなりません。
先日のHIGH on a WIRE 2010の時にトップロープ設定で皆さんにやっていただいたハイラインです。内容は動画の通りです。
雨でラインが滑る。
当たり前ですね。わかっていてもやっぱり、スリップします。とてもキケンでした。雨の中やったらどうなるかなんて、トライせずとも結果はわかっていたわけですが、実際、やってみなければわからないことも多かったです。いざトライ中に霧が出てきたら?そんな数少ない状況の想定もできたわけです。本当か?まー晴天もいいですが、荒天も気分が盛り上がっていいものでした。台風接近でなぜか気が高ぶるてな気分でしょうか。昔体験した、風速35mでのハイボールトライも似たような高揚感、実際体が浮く高揚感でした。

左足が痛い一名。
左腕が痛い一名。
雨ざらし一名。
はい、反省します。

話は変わりますが、いや、変わりません。
今回のこの三人で、先日ジョンバトラーのライブへ行ってきました。まーライブには行ったのですが、東京横浜2公演が急遽キャンセルとなり、赤坂でヤケ酒飲んだだけでした。それがなんだどーしたんだと言われると困るのですが、この一週間、なんかその時の鬱憤がたまっていたのです。三人して雨の中ハイラインなんて、やっぱりオカシイ状況だなーなんて思います。なんか、スッキリしなかったのかなー。とはいえ、クライミングもハイラインもライブも同一線上で楽しめることが、最近なんだか、とてもありがたいのです。ハイラインで魔界(支点付近)をこえてセンターに立った時、ライブで踊り狂っている時の高揚感に似た感覚を感じます。これはクライミングしかやっていない時には感じられなかったなー。

もっともっと、です。

もちろん帰りの車中ではライブ盤を聞きつつ、三人で、なんでだよなんでだよなんでキャンセルーと唱えながら帰りました、とさ。
報告、おわり。

L:12m - H:6~20m
WHITE MAGIC
やっぱりDARK BLUEみたいに、伸びずに固い方がいいのだろうか。伸縮率が低いラインだと、半端に固く張ると魔界が極端に難しくなり、出落ちの危険度が増す。ハイラインでは特に困る。やっぱりこれくらい延びて欲しい。レベルが上がれば感覚もかわるのだろうか。だいぶ使い込んで泥まみれな一本。